あげは犬の秋田犬


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秋田犬といえば、映画にもなった秋田犬ハチ公が最も有名。
「秋田犬」と呼ばれたハチ公について長い間、引っかかるものがあった。
ハチ公は、上野英三郎博士亡き後、2度と戻らぬ博士を待ちながら渋谷駅の改札口前に、真夏も真冬も座り続けたことで知られる。
そのいじらしく、けなげな姿が「秋田犬」と評された。
それを「秋田犬」というのだろうか、とハチ公の古里、大館に住みつつ疑問に思い続けた。
秋田犬というのは、身をもって主人の命を救ったりする犬こそが、そう呼ばれて然るべきではないかと。
この雄ウシは成熟して二五歳になると殺されて、その遺体は神意を受けた人しか知らない秘密の神聖な泉に安置された。
もし、この動物が若死にすると防腐処置をして、美しい彫刻をほどこした石棺に入れられ、公衆の面前で"セラピス[牛神]の神殿"にほうむられた。
花嶺岩や石灰石製の彫刻された石棺が二〇以上現存している。
飼いウシにまつわる神話は数かぎりなくある。
よく知られているように、ヒンズー入[インド人の一種族]にとってウシにたいする虐待や屠殺は重大な罪である。
『旧約聖書』のカナン入は"黄金の子ウシ"の前で礼拝した。
『エッダ』[古代北欧の神話]によると、雌ウシは神前に位置していたし、また神性のウシが塩からい氷の塊をなめて神がみをつくったという。
キリスト教の初期の時代には、雄ウシの角、ひづめや尾は悪魔の象徴とされていた(まもなく中世に雄ウシのひづめがウマのひづめに変わった)。
このことは、異教徒の神聖視するものを"悪魔の使者"にすりかえて、悪魔に「古い神がみ」のしるしをつけさせるという、当時のキリスト教の傾向を示すものであった。
けれども、とりわけ文明を進歩させる手助けをした動物にとって、このような仕打ちは不公平なことであった。
オーロックス[欧州産の原牛、一七世紀に絶滅]は、聖書に神話の動物として現れる。
ジェームズ王[英王。
一五六六1=ハニ五年]時代の聖書は、それを一角獣と同一視している。

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